飲食店の集客方法は時代によって変わってきています。少し前までは食べログやぐるなびといったグルメサイトの攻略がポイントでしたが、それもまた崩れてきており、また新たなフェーズに移ってきているともいわれます。ここでは最新の販促や集客方法を国内外から集めて紹介していきます。それぞれの規模や顧客層によって使えるもの使えないものとあると思いますので、参考アイデアとしてまとめてみました。自分はコンサルでもなければ利害関係は全くありませんので、ニュートラルな視点でご紹介しております。
この記事のポイント
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- 最新の飲食店向け集客ツールが分かります。
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1:Google My Business
◆これから:グーグルマップでキーワード検索 ➡ 地図上に表示されたお店から写真など情報を見て精査してそこから予約
★メリット
・何より無料である
・Googleマップ利用者が膨大なのでみられる確率が高い
・ローカルSEO対策になる
・訪問者の分析ができる
・イベントや割引など販促情報も載せられる
・海外の消費者にもその消費者が使用している言語で表示される
・ユーザー側からの好ましくない写真の投稿もある
2:SNSの活用
3:自社ウェブサイト
自前のホームページは信頼性のある情報を発信する点で役立ちます。もちろん食べログなどのグルメサイトでもよいのですが、オフィシャル感には欠けますよね。SNSだけでもよいですが、やはりベースとなるホームページがあると管理しやすいです。ひと昔前に比べればホームページ作成もだいぶハードルが下がりました。制作費や管理費の高い制作会社に依頼しなくとも作成できるサービスがあります。
下記コストもかからず自社ホームページを作成できるサービスの一覧です。
KDDIウェブコミュニケーションの提供するサービス。
古くからあるサービスで、以前よりもだいぶ使いやすくなっているようです。
Amebaブログでおなじみのサイバーエージェントによるサービス。
◆favy
飲食店に特化したデジタル系コンテンツサービスを提供するfavyさん。「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」をミッションステートメントに掲げているだけあって、飲食店に特化した様々なサービスが利用可能です。HP作成もその一つ。自社で飲食店も運営しているので、飲食店側の気持ちもよくわかっているので、心強いサービスといって良いでしょう。
◆WIX
世界中で使われているサービス、WIX。テンプレートの数も多く、デザインが優れているのが特徴的。
CMSの王道を行くのがこのWordpress。ブログやHP作成では完全デファクトスタンダードになっております。
ただ、サーバーとドメインの契約も別途行う必要があり、全く知識なくやろうとすると少々苦戦するかもしれません。とはいえ理解できれば他のサービスにありがちな制限がなく、可能性は無限大になります。
上記は数あるサービスの一部です。他にも様々なサービスがありますので、今後比較してみたいと思います。
4 : デリバリーサービス
新たな販路拡大としてはとても有効なサービスです。今後テレワークが定着したり、独身や高齢者世帯の増加により、いっそう注目の販路となりそうですので、今のうちからトライしておく価値はありそうです。
5:キャッシュレスサービス
キャッシュレス決済が販促にどう役立つの? そんなことを思う方も多いはず。
実は下記のような点において、飲食店を選ぶ一つの動機になるようなので、こちらも抑えておきたいポイントです。
- ポイント還元
- キャッシュバック(またポイントバック)
- キャッシュは持たない派の増加
消費増税をきっかけに広く導入されたキャッシュレス決済。使えるお店がかなり増えたことにより、お財布そのものを持たない方も増えてきたと思います。そういった顧客の思考としては、キャッシュレスが使えないお店=入りたくても払えないことになりますので、その時点で検討から外れてしまいます。QRコード決済であれば、設置するだけなら無料のものがほとんどですので、決済の選択肢として置いておくのもありでしょう。
◆Paypay (QR決済)
QR決済では大きなシェアを誇るPaypay。現状では販売者も購入者も費用がかかりません。(厳密に言うと振込される際に数百円の手数料がかかります。)なので現状では最強のツールとなりそうです。
◆Air Pay (マルチ決済サービス)
リクルートの提供するサービスです。クレジットカードや交通系カードは対応しておりますが、QRコード決済に対応しておりません。
◆SBペイメントサービス (マルチ決済)
QRコード、クレジットカードの決済は利用可能が交通系は非対応です。
◆Starpay (マルチ決済)
複数のQRコード決済に対応するStarPay。クレジットカードや交通系には対応しておりません。
他にもなんたらペイなどの類いはたくさんあります。早いところ業界標準が待たれるところですが、現状では上記が強いかなと思います。マルチ決済も全てをカバーするものってないんですよね。。。
6:SMS配信
最後はSMS配信です。これはちょっと補足的に載せておきました。と言うのも海外では割と頻繁にツールとして出てきているので、これからなのかもしれません。使用するメリットは下記になります。
- 開封率90%以上
- アドレスの変更などは少ない
- 重要な情報として認識している
つまり確実に読んでもらいたい場合にSMSを活用するといったところでしょうか。一方、配信コストが発生したり、格安SIMなどでSMSが利用できなかったりするので、現状では爆発的広がりになることはないかもしれません。
7:まとめ
時代の変化とともに、消費者の行動パターンが変化してきています。しかもそのスピードは増すばかりですね。その時代とターゲットに合う販促方法を選ぶことで効率的に集客していきたいものです。