今回は皆さんも一度は食べたことがあるであろうファーストフード、ケバブ。有名なトルコ料理ですよね。繁華街はもちろんいろんなフェスでは定番の料理で、だいぶ日本で市民権を得ているのではないでしょうか。そんな筆者も年に数回はケバブが無性に食べたくなったりします。なんでしょうね、そういう食べ物ってありますのよね。実はケバブの人気は日本だけにとどまらず、世界中のあらゆる都市にケバブスタンドが広がっております。なぜケバブはそんな広がりを見せたのか。今回はそんな素朴な疑問を調査してみました。尚、ここで出てくるケバブはケバブサンドと定義します。
目次
1:そもそもケバブとは
2:ケバブスタンドの数 日本と世界
3:ケバブ消費量
4:まとめ
1:そもそもケバブとは
そもそもケバブって一体何? そんな人は今どきいますかね???たいていの人は「ナンみたいなやつ(ピタパン)にお肉とキャベツとトマトが入ってジューシーなソースがかかってて」みたいなイメージではないでしょうか。そう、それもケバブなので正解。でも実はケバブって焼肉料理のことを指しております。なのでOOケバブっていうのがたくさんあるんですね。日本でいうと「どんぶり」みたいなイメージでしょうか。OO丼ってたくさん種類がありますからね。日本のケバブ屋さんで出てくるのはいわゆるケバブサンドというもの。お肉が串に刺さったものをシシケバブ、お店の前でぐるぐる回っている巨大な肉の塊はドネルケバブと呼ばれます。他にもたくさんあるようです。ちなみにケバブサンドに至っては歴史が浅く、発祥がドイツだったりUKだったりと諸説あるようです。そこはトルコじゃないんですね。
2:ケバブスタンドの数
ケバブスタンドの数は現在調査されている統計はなさそうですが、食べログでケバブを検索してみると1945件ヒットしました。純粋にケバブ屋さんだけでなくトルコレストランなども検索されていると思いますが、目安までに。
どうしてここまでケバブ屋さんは増えたのか? 決して在日トルコ人が増えているわけではないようです。
古いデータですが、法務省の在留トルコ人の合計は2,808人。居住エリアを見るとなんと愛知県が1位、2位が東京、3位は埼玉県なんですね。イラン人が約4,000人、マレーシア人が約8,000人、ボリビア人が約5,300人とのことで、トルコ人が少ないことがよくわかります。では、人口でないとすると何か。裏付けのある情報は少ないですが、可能性としてフランチャイズ展開を進めるお店があることでしょうか。一部の商売上手なトルコ人たちはその販売モデルを提供しており、現在ではインド人など様々な国の人がスタートしているとのこと。なかなか興味深い話です。
3:ケバブ消費量
ケバブの消費量について、これもまたデータはありません。ただ、参考までに2011年のフランスの年間ケバブ消費量は2億8,000万個だったとのことです。これはフランス人が年に約3個食べる計算ですね。割と自分の食べる量とピッタリ合うような気がしました。これをアベレージとして日本の人口約1億2千万人に当てはめると、年間約3億7千万個消費しているのではと推測されます。あくまで推測ですね。
4:まとめ
ケバブスタンドというのはある意味とても効率的なビジネスモデルかもしれません。お店の広さは1~2坪くらいで始めることができ、テイクアウトなので回転率もよし。原価がどれくらいなのかが分かりませんが、24時間やっている店も少なくないので、原価率は割と高いのかもしれませんね。あのタピオカミルクティーも原価は違えど似たようなモデルな気がします。どこでも食べられる手軽さとおいしさでハンバーガーに次ぐ定番ファーストフードになっていくことは間違えなさそうです。