【STP分析】
こちらの記事の目安: 15分
【こんなことがわかります】 →効率的な戦略立案方法がわかります。
目次
1:活用シチュエーションキーワード
2:概要
3:活用事例
4:やり方
5:デメリット
6:まとめ
1: 活用シチュエーションキーワード
・戦略市場を明確化する
・顧客やニーズを明確化する
・ 立ち位置や強みを明確化する
・他社との競合を避け、勝率の高い市場を見つける
2:概要
STP分析はアメリカの経済学者の有名人、フィリップ・コトラー
Segmentation (市場の細分化)
Targeting(ターゲット層を定める)
Positioning(自社の立ち位置)
これらそれぞれの頭文字を取ってSTPとなります。
自社の商品やサービスの立ち位置を把握し、
STP分析は 戦略のためのフレームワークであり、
様々な分析の中のコアな部分として知られています。
下記リコーさんの画像がとてもわかり易いので、
3:活用例
それではここでは誰もが知っているスターバックスコーヒーを例に
Segmentation
スターバックスのセグメントは下記の通りです。
うんうん、そうそうといった感じです。
Targeting
続いてはターゲティングです。
6Rという指標を使うのが一般的だそうですね。
スタバの場合は上記のようになります。
Positioning
ポジショニングはStark Web Magazineさんで使用していたポジショニングマップがとてもわかり易いのでそのまま引用します。
ポジショニングマップを作るとビジュアル的に理解できるから良いですね。スターバックスは競合とかぶってないのが一目瞭然です。ただここには入ってませんが、エクセルシオールとかもスタバの近くのポジションになりそうですね。
4:やり方
スタバの例を見たところで、自分でやる場合のやり方も見ていきましょう。
ずばり順番はSTPの名前の通りに行います。それではまずSegmentationから。
① Segmentation (市場の細分化)
セグメント分けには以下の項目をベースに仕分けしていきます。
・地理的変数:国,気候,人口密度など
・人口動態変数:年齢,性別,家族構成,所得水準など
・行動変数:購買パターン,購買頻度,製品知識など
・心理的変数:好み,ライフスタイル,社会階層
これにプラスして業界ごとに必要な変数カテゴリーを追加しても良さそうですね。
② Targeting(ターゲット層を定める)
ターゲティングには6Rという指標がありますのでこちらを使用すると効率良くできます。
・Realistic scale(十分な規模があるか?)
・Rank(ユーザーにとって優先順位は高いものか?)|
・Rate of growth(成長性はあるか?)
・Rival(競合の状況はどうか?)
・Reach(その顧客にリーチする術はあるか?)
・Response(リーチした結果、効果を検証できるか?)
これらに落とし込んでからターゲットを絞って行くと迷子にならないですね。
③ Positioning(自社の立ち位置)
業界における自社の立ち位置を明確にするのがポジショニングです。
上記のスタバの例にも出てきたポジショニングマップを作ってみると良さそうですね。
視覚的に直感でわかるのがポイントです。
5:デメリット
有能そうに見えるSTP分析も万能と言うわけではありません。
下記デメリットも考慮しておきましょう。
・表面的なデーターだけで行うと現実離れした結果になる
ざっくりとしたイメージだけでSTP分析を行ってしまうと、現実離れした結論を導きだすことにもなります。
STPをきちんと行うためには、その前段階である環境分析(PEST,5F,3C、VC、SWOTなど)をきちんと行ってからSTP分析に入る必要があります。
まとめ
今回は「STP分析」でした。
戦略を考える上ではとても重要な分析という実感ですね。あときちんとした環境分析があってこそのSTPというのもわかりました。やはり精度の低いデータを基に物事を決めるのはとても危険ですね。
自分の仕事にもガンガン生かしていこうと思います!