【ストック用語スタディ】  売上総利益

 

さぁ、地道に続けて参ります、投資の単語勉強メモシリーズ!

基礎中の基礎は飛ばそうかと思いましたが、こうなれば一通りやってしまおうかと思います。

今回は「売上総利益」(Gross Margin)です。
もはや投資云々ではなく、社会人はみんな知っている単語ですね。でも、経営、経理、営業などに携わってない人だと意外に意識しないのかもしれません。ここで改めて見てみましょう。

 

こちらの記事の目安: 5

 

【こんなことがわかります】
売上総利益のベーシックな説明

 

目次

 

1:売上総利益とは
2:活用例
3:算出方法
4:業界別平均値
5:まとめ

 

1:  売上総利益(粗利)とは

 

売上総利益(粗利)とは

 

「商売のもっとも根幹となる利益」

 

です。
なぜかというと、この売上総利益からオフィスの賃料や社員の人件費などを支払うため、これが赤字だと社員に給料も払えませんし、家賃も払えないということになります。
とってもベーシックで重要な利益になりますね。

 

2: 活用例

 

主な活用例として下記があります。

 

・利益の妥当性を確認

 

同業他社との売上総利益の比較をすると、利益の妥当性を確認できます。低ければ売価か仕入原価に問題があるかも知れません。

・コストの比較

 

他の利益と比較することにより、どこに問題が見えてきます。
例えば売上総利益に対して営業利益が低い時は、販売費と一般管理費が高いということになります。

3: 算出方法

 

計算方法は下記の通りです。

 

「売上—原価=売上総利益」

 

とてもシンプルですね!

4: 業界別平均値

ここからは各業界の代表的な売上総利益率を集めてみました。
各業界によって違うので、必ず分析する企業の業界を参照して比較してみましょう。

 

業界 数値
卸売業 11.8%
小売業      27.6%
建設業          17.7%
製造業       22.3%
飲食・宿泊業      56.8%
不動産業      63%

 ※引用元 経済産業省:商工業実態基本調査

 

 

まとめ

 

今回は「売上総利益 (粗利)」を取り上げました。
ネーミングは別として、商売をやる上では誰もが知っている数字ですね。
OO利益っていうものがたくさん出てきますが、売上総利益は基本中の基本。
覚えて起きましょう!

 

 

 

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