今回は独り言シリーズです。
日本に生まれて日本でしか暮らしたことがなくてという人にとっては、普段当たり前だと思っていることが海外ではどうなっているのかわからないものですよね。
インターネットの普及で距離的な垣根は取り除かれたものの、実際調べてみないとどんな違いがあるんだろうと思うものです。
この記事では管理人の独断と偏見による日本の「すごい」ところと「変だよ」ところをピックアップしてみました。
こちらの記事の目安: 10分
【こんなことがわかります】
海外と比較して日本の良い点と悪い点
目次
1:日本のすごい点
2:日本の変な点
1:日本のすごい点
それではまず日本のすごいと思われる点についてリストしていきます。
一体どんなすごい点が待ち受けているか、リストアップしてみました。
電車やバスがほぼ時間通りにくる
そう、とっても地味ですが、ほぼ時間通りに電車がくるというのは実は世界的に見てとても稀です笑
日本に住んでいると当たり前過ぎて数分遅れるだけでも文句を言う人がいたりしますが、そんな人は海外に行ったらストレスでダウンしてしまうでしょう。
公共交通機関を使って待ち合わせの場所に時間通りに行くなんてことは海外では至難の業であるため、日本に来た海外の人には本当に驚かれます。
また、バスも完全に時間通りとまでは行きませんが、そこそこオンタイムで来るのは日本の凄いところです。
バスに乗っていると運転手さんが時間調整のため、一部バス停で待っていることがあります。あれは各バス停の時刻表通りに到着しようとするためなんですよね。真面目に働くドライバーさんがいて初めて実現できることです。
個人的にはアメリカに住んでいた時、ダウンタウンから郊外の家に終バスで帰ろうとしたら、バスが明らかに数人待っているバス停をぶっちぎって走り去ったことを忘れてはおりません笑。
(一緒に別の現地アメリカ人もいて激怒してましたので間違えないです)
電車の交通網がいたるところにある
電車と地下鉄、新幹線がこれだけ日本各地につながっているのも日本の凄いところですね。
海外に行ってみるとここまで国土を鉄道が網羅してるところはないのではないですかね。離島や沖縄を除き日本では電車でほとんどの所に行くことが可能です。地味に凄いですよね。
過剰なまでのサービス精神
これは範囲が広いですが、特にサービス業なんかで感じられることです。
日本では「お客さまは神様」という言葉でもわかるとおり、顧客にどう喜んでもらうかを徹底的に考えるので、サービスが過剰になりやすいように感じます。
例えば、、、、
・ 宅急便の再配達サービス
・ 24時間営業のファーストフード
・ ホテルのお出迎えサービス
・ 小売店の過剰な包装
・ 居酒屋のひざをついた状態の注文受け
などなど、サービスを受ける側としてはあって困るものではありませんが、そこまでは良いよとと言いたくなるものまでありますよね。
さらに凄いのが、これらサービスは価格帯あまり比例しないと言うこと。例えば飲食店の場合、その辺のファミレスでもそこそこのサービスで食事できるのが日本の凄いところです。チップすらないのによくここまでのサービスを手一興できるものだなといつも感心してしまいます。
きちんと列に並ぶ
これを聞くと「ん?」と思う人は多いかもしれません。
朝の電車のホームで列に並ぶ、ラーメン屋の行列に並ぶ、イベントの受付ゲートで並ぶ、などなど
当たり前のように感じます。
ところが、全てとは言いませんが、世界の結構な国では横入り当たり前の文化圏もあります。
例えば管理人が旅したスリランカ。とあるアイスクリームの売店で並んでいるつもりで立っていたら、次から次へと横から人が湧いてきて先に注文していきます。それを目の前で見て唖然としていても、店員さんも全くそれを気にしません。
そう、これが日常だからなんですね。
実はこれ、中国やインド、中近東でもあるそうです。ただ、先進国ではあまり聞かないので、
発展途上国ではよくあることと言うことなのかもしれません。
よく言えば発展している国のパワーとハングリー精神の塊というわけですね笑
食事が安くても美味しい
これは比較する国にもよりますが、日本は食事が安くて美味しい国の部類に入ると思います。
東京都心部であってもランチで1000円以下なんてところはまだまだざらにありますし、
国民食に代表される牛丼なんて500円以下ですよね。しかも、これらの食事が決してまずいわけではなく、むしろとっても美味しいのが凄いところです。
欧米では美味しい料理がたくさんありますが、それなりのコストは掛かります。ランチで2000円以上なんて結構ザラです。東南アジアなどは屋台メシなどまだまだ安くて美味しいですが、日本はもはやこっちの側。
30年続く低成長というのはこういった結果を生み出しているんですね。良いんだか悪いんだか。。。賃金が上がらないからダメですかね。。。
治安が良い (ケツ財布、電車で居眠り、カフェで荷物で席取りなど)
これも外国人の友達は口を揃えて言います。女の子が夜中に一人で歩いている(しかも結構な露出で)とか、電車の中で居眠りしているとか、長財布をお尻のポケットに入れている、カフェで場所取りに荷物を置いたまま、
などなど、犯罪被害に遭わないのが不思議な現象をたくさん見ると言っていましたね。これは確かに同感です。
海外に行ったりすると日本ではあり得ないくらいの警戒心を持ってようやく普通に暮らせる感じでしたからね。。。
もちろん時間帯やエリアによっては海外でも日本くらい安全な場所はあると思います。ただ、日本はエリアも時間帯もほとんど気にしなくてOKですね。
賛否両論あるかと思いますが、日本はある程度日本人だけで構成されている国だからなんだと個人的には思います。
エロ産業の発達
これも日本の凄いところ?でもあらゆる子の系統の娯楽があるのは日本の凄いところみたいです。
もちろん海外にも似たようなサービス提供のところはあるようですが、日本ほど確立した仕組みを持っているところはないのではないでしょうか。エロ先進国という看板は日本のためにありそうですね笑
自動販売機がいたるところにある
これは本当にそうですね。道路沿い、電車の駅、空港、住宅街、田んぼの畦道など至る所に自動販売機が設置されていますが、これってすごく珍しいです。
では海外に自動販売機がないのかというと、あるにはありますが、ほとんど建物の内部に設置されてますね。理由は簡単で盗難されるから。
そりゃ自動販売機の中にはお金も商品も絶対に入っているわけですから、見る人から見れば道端にお金と商品が放置してあるようなものです。平然と至る所に自動販売機があって壊されたりしないのが日本の治安の良さを表しています。
逆にいうと自販機を破壊して盗難するという行為を実行に移してしまう人たちがいるのが海外で、むしろそっちが当たり前なんです。
ウォシュレット
はい、きましたウォシュレット。正式には「温水洗浄便座」です。ウォシュレットというのは実はTOTOの製品名で、TOTO以外のメーカーは温水洗浄便座って呼んでますね。ホッチキスがイトーキの商品名だったり、エレクトーンはYAMAHAの商品名だったりするのと同じです。(ここでは分かりやすくウォシュレットの名前で説明していきます。)
まぁ、その辺の雑学は置いておいて、海外においてウォシュレットはまだまだ普及しておらず、日本に来た海外の旅行者は衝撃を受けてます笑。しかもただウォッシュしてくれるだけではなく、ビデやムーブ、仕舞いには音姫までついているからその痒い所に手が届く精神にびっくりするようですね。初めて使う海外の人は天からの贈り物とまで言ってる人がいました。笑
ラブホテル
日本では至る所に存在するラブホテル。
年頃の男女が利用する場所ではありますが、目的が明確ってところが特殊です。
実は海外では同じコンセプトのものはほとんどないようです。実際友達のアメリカ人にも「あんな便利なもの日本にしかない」と言ってました。便利っていうものなのか?笑
カラオケ
これはご存知の方も多いかと思いますが、カラオケは日本の文化。
海外でもカラオケの名前でそのまま通じます。
思う存分大声で歌ってシャウトしてロックスター気分を味わいたいのは万国共通なんですねー。
ちなみに、東南アジアの一部地域でカラオケというとちょっとまた違う意味になるので、興味のある方はご自身で調べてみてください笑
祝日が多い
引用元;プレジデントオンライン
これもよく言われることですが、日本の祝日は世界的に多めです。
GWやシルバーウィークなど連休にもなる祝日がありますが、合計17日の祝日があるそうです。
ただ、日本では有給休暇が取りにくい文化ということがあり、トータルで見ると世界基準のまぁ普通くらいの休暇取得数となっていますね。意外というか、実際自分も肌で感じたのはアメリカ人はめっちゃ働くということ。掛け持ちで働いている人も多く、ワーカホリックな人をたくさん見ました。日本人はたくさん働いているというイメージがありますが、上には上がいますので、きちんとファクトを知っておく必要がありますね。
危機に直面した時の助け合い精神
これはもう皆さん実感があると思います。東日本大震災でも、阪神淡路大震災でも官民問わずあらゆる人が助け合い乗り越えてきた事実があります。
海外に目を向けてみると、実は災害が起こった際、治安が悪化することが多々あります。警察など治安を維持する人たちが自由に動けない分、暴動や略奪といったことが不幸にも発生する事例があります。ハリケーンカトリーナの時やハイチ大地震がその例ですね。
東日本大震災の時は、福島第一原発周辺の避難エリアにおいて、人が入らないのを良いことに、空き巣に入るなどの話は聞きましたが、暴動や略奪といった話はなかったのではないでしょうか。
この辺りも実は凄いところです。
公共の場所で普通にお酒が飲める
これは全ての海外ではありませんが、アメリカやオーストラリア、スペインなど一部の西洋諸国では路上や公共の場所での飲酒がNGの国があります。管理人がアメリカにいた時も、路上でビールを飲む時は紙袋を巻いて飲んでいる人をたくさん見ました。日本では逆に飲めない場所がほとんどありません。まぁ電車の中や公共の建物の中ではNGでしょうが、ほとんどの場所で自由に飲める。そう、これも日本の凄いところなんです。
落とし物が結構な確率で返ってくる
これも日本に限ったことではありませんが、日本では特にそうだと知り合いの外国人にはよく言われます。
金目のものや、高価なものは一度落としたらまず戻ってくることがないのがワールドスタンダード。
2018年の東京都の紛失物の中で、財布は93%が落とし主に戻っているそうです。(引用元 Newsphere.jp)
実は管理人も財布やPASMOを落としたことがありますが、実際戻ってきてます。
これって世界的にはレアですよね。
実はあまり学歴社会ではない
日本は学歴社会だと思われがちですが、実は割と学歴に関係なく権利を与えられている国かと思います。
自由の国と思われているアメリカですが、実はとても学歴社会です。高卒と大卒ではその後のサラリーは必ず変わってきますね。またEUなどでも例えば移住をするときでも実は学歴を見られたりします。
その点、日本では就活でも学歴不問なんて求人はまだまだ存在しますし、出世もできます。
そう言った意味では平等な社会とも言えますね。
国民皆保険がある
先進国では日本だけではないですが、世界のスタンダード見れば恵まれている国に入りそうですね。
基本民間保険に入らなければならないので、補償の範囲を広げればそれだけ金額が高くなってしまう傾向です。
急病で運ばれてきた無保険の患者は、医師に保険がないとかかる金額を言われて、我慢して帰っていくなんていうことも聞いたことがあります。
日本では救急車をタクシー代わりに使う輩まで登場していたようですが、アメリカの事例をよく見て考えてもらいたいものです。
2:日本の変な点(ダメな点)
信号が多い
「1つ目から細か!」って思われるかもしれませんが、個人的にすごく感じますので最初に持ってきました。
いろんな海外の国を見てきて感じたのがこれかと思われるかもしれませんが、とっても感じました。
日本は信号が多すぎないか?
実は日産自動車がそれを裏付けるレポートを発表してくれていました。しかも動画で簡潔にまとめられているので必見です。
このレポートの中で日本は世界で有数の信号が多い国とされ、イギリスの5倍、アメリカの16倍もの信号があるそうです。先進国に限らず他のアジアの国と比べても多い印象です。
さらにレポートでは東京で1時間ドライブしたところ、なんと22分も赤信号で止まっていたそうです!!!
警視庁では交通事故が統計開始以来過去最低を記録といった発表をして胸を張っている一方で、国民の生産性はこのように下がっているという現実があります。もちろん事故により怪我や死亡するような人がいなくなるのは大前提ですが、努力の仕方を間違えている気がします。もっと自動運転技術への投資ややたらと小道が多い都市開発計画を見直した方が良いのではと思ってしまいますね。。。
満員電車
日本の都市部の朝では当たり前に見られる満員電車。コロナで一時減りましたが、ここ最近は落ち着いてきたので、朝の通勤ラッシュがまた戻ってきてますね。
極端なまでの乗車数の多さは海外ではあまり見られません。実際日本に旅行に来る外国人はこの満員電車を遊園地のアトラクションを楽しむかのように見てますね笑 ただ、数回体験すると乗りたくないと口を揃えて言いますけど。。。
原因は都市部の一極集中とフレックスや在宅を取り入れない社会なのではないかなと思います。もちろんコロナ以降は在宅の自由度は増えましたが、まだありますよね。
困っている人を見過ごす
これは都心部に多い気がします。
・階段しかない地下鉄の出口付近でベビーカーや重たいスーツケースを持っている女性を横目に何事もないように通り過ぎる人
・電車でも優先席以外だと譲らない人
・道端で気分悪そうでかがみ込んでいる人がいても素通り
などなど、結構見たことがあります。海外にいると結構この手のシチュエーションではすぐに声をかけてくれる確立は高い気がしますね。そんな自分も次の予定などで忙しい時は素通りかもしれません。。。海外のが余裕を持った行動をしている人が多いのかもしれませんね。
いまだにFAXが一般的
つい先日阿武町のご送金問題で、フロッピーディスクの使用が話題になりましたが、FAXというのもまたいまだに残る
旧態依然としたテクノロジーです。とはいえセキュリティ問題などを考えればまだ利用価値があるとは思いますが、一般的な民間企業ではもはや必要ないとは思います。実は管理人の職場でもFAXが現役バリバリです笑
理由は顧客がFAXでのやり取りを希望するからなのですが、この辺りは一斉にヨーイドンでやっていかないと切り替わっていかないのかもしれませんね。
宗教イベントに節操がない
日本は歴史的に仏教と神道が混在する神仏習合が長く続いたある意味特殊な宗教観を持つ国です。
ただ、それだけではなく世界中のいろんな主教イベントを取り込んでいるのが最近ですよね。
正月は初詣に行って、2月にはバレンタインデー、3月にはイースター、夏にはお盆に盆踊り、10月はハロウィンで盛り上がり、12月にはクリスマス。
なんとも忙しないですが、世界的見てもこんな様々な宗教イベントをお祝いする文化は日本くらいではないでしょうか。ほとんど販促のための企業の戦略なんでしょうねぇ。。。それに踊らされてるのが我々なんですけど。。。
横並び文化
日本では島国ということもあって、人種も一緒、考え方も一緒みたいな歴史が長く続いてきた国です。
それによって生まれてきたのが横並び文化ではないでしょうか。
例えば、、、
・女性の場合、外に出る時みんなメイクしているのに、自分だけしないのは気が引ける
・就職活動には特に言われてなくてもフォーマルで紺色やダークのスーツでいく
・多数決で物事を決める時、自分だけ反対の意見を持っていて、事が進まなくなるのであえて言わない
・職場などで何か新しいシステムや仕組みを導入する際、「前例がない」と言って断る
・流行のファッションはクラスの大半が取り入れる(量産型)
などなどたくさんありそうです。人と違うことや抜きん出ることを良しとしないってことですよね。
これって欧米や中国とは真逆です。これは日本の悪い部分でもありシチュエーションによっては良い部分でもあったりするので、一概には言えないのですが、悪いとされる部分は直していかないといけないと思います。
CDがまだ売れる
CDがまだ売れるのって日本くらいですかね。
AKBグループの握手券付きCDなど特殊な売り方などで、世界には類を見ないほどCDが売れているのがこの日本です。
Tower Recordだって本国アメリカでは2006年に倒産してるのに日本ではまだ健在。
これも世界から見るとミステリーでしょうか。
失敗することをよく思わない風潮
日本では失敗することをあまり良く思わない風潮がある気がします。
前述の横並び文化の影響もありますが、人と違うことをすると排除するような見方をする人が多いのではないでしょうか。例えば就活を例にしても、アメリカではよくどれだけ失敗してきたかを評価基準にしたりする企業があると聞いたことがあります。つまり能動的に動いて失敗し、何を得たのかを聞くことでより実践的な人材を求めるということなんですかね。
それに対し日本企業では、言われたことを文句も言わずにせっせとこなすだけの従順な労働者を良しとするような傾向がある気がします。
当然企業の発展のためには失敗しても新しいことに挑戦する人の方が必要なはずなんですけどね。
新築至上文化
これはちょっと特殊な分野ですが、不動産の話です。
日本では新築市場文化があり、やたらと新築を買おうとする人が多いです。
確かに建物は時間と共に減価償却され、木造なら20年くらい、鉄骨造なら30年くらいで価値が限りなく0に近くなります。これは法定耐用年数として決められているのですが、実際にはきちんとメンテナンスしていればまだまだ住めます。
ちなみに欧米では築年数が古くなればなるほど金額が上がっていく傾向にあります。
でもまぁ日本は地震大国という特殊な地理的事情があるので、これは致し方ないのかもしれませんね。
政治的なこと、社会問題などは人前であまり話したがらない
日本ではあまり政治的なことを公に話す人は多くない気がします。
例えば友達などと飲みに行っても政治的な話題を議論するなんてのはあまり聞かない気がしますね。
それに対しイギリスではパブ文化というのがあって、パブで飲みながら政治や社会問題などを真剣に語り合っているのがよく見られるといいます。日本でももう少しフランクにこのようなトピックについて議論する風潮があれば良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。完全に管理人の独断と偏見による日本の良い点と悪い点について挙げてみました。
改めて色々あるなーと思いました。とりあえずパッと浮かんだ内容ですので、今後色々と気がついたらまた追記していきたいと思います。