【エリア分析】神奈川県平塚市

 

 

さぁ、
住宅購入や不動産投資などのためにエリアを分析するコーナー、その名も「エリア分析」
。相変わらずそのまんまですね(笑)。
今回は「神奈川県は平塚市」を取り上げます。
最近ではコロナもあって郊外に人が移動しているという傾向がありますが、この平塚市もドンピシャのエリアかと思います。
それでは見てみましょう!

 

目次

1:ベーシック情報
2:持ち家比率
3:家賃相場
4:貸家の住宅着工数
5:空き家率
6:公示地価
7:1日平均乗降人員
8:開発計画
9:災害リスク (ハザードマップ)
10:まとめ

 

 

 

1:ベーシック情報

2021年6月5日での情報です。

不動産視点でのベーシックな情報です。

人口 257,316人
世帯数 114,435世帯
年齢層 0~14歳  :29,825
15~64歳:154,150
65歳以上:36,653
外人率 5,237人 約 2.0 %
一番多い外人の国籍 中国人
人口増減率 99.8% (令和2年4月と令和3年の前月比)

 

人口と世帯数の推移

 

 

引用元:平塚市の概況

 

 

 

2:持ち家比率

 

 

約60.5% 

引用元:Homes

 

 

 

3:家賃相場

 

賃貸スタイル

At home

 

 

4:貸家の新設着工数

 

貸家の新着工数  634戸

住宅情報館より2018年のデーター

 

平塚市はもともと持ち家比率は高い方で維持しつつ、貸家も一定の数で増えてきていますね。

 

 

5:空き家率

 

 

住宅全般 12,170 戸
賃貸住宅 ?戸

 

 

※引用元:住宅・土地統計調査  (2013年)

 

 

6:公示地価

 

15万2919円/m2

※引用元: 土地代データ

 

 

7:1日平均乗降人員

 

JR平塚駅   60,941人 (乗車人数のみ)

 

※引用元 JR東日本より

 

8:開発計画

 

平塚市の都市マスタープランによると、開発計画として大きく3つのエリアに分けて計画されているとのことです。それぞれポイントを見ていきます

 

1:ツインシティ

 

ツインシティとは新幹線の新駅を誘致(予定)している神奈川県寒川町倉見地区と、相模川を挟んで対岸の平塚市大神地区を結んで周辺を開発するプロジェクトです。

ツインシティ構想

※引用元:平塚市マスタープランより

 

地図を見て分かる通り、倉見地区の新駅をベースに開発されるエリアと実際に橋を架ける計画なんですね。平塚市における北の核として位置づけられています。2021年6月現在で129号線沿いでは巨大なイオンモール建設が続いています。

完成予想図

完成予定図を見ると、複合系施設であるイオンモールを中心に、倉庫群や住宅が整備されるようですね。
モールや倉庫のエリアは本当になにもない場所だったので、壮大な計画ですね。

 

 

 

2:中心市街地

中心市街地とは、JR平塚駅を中心にする周辺エリアのことです。このエリアはもともと開発されてきたエリアなので、足りないものを整備するといった計画のようですね。

中心市街地の計画

 

ポイントとしては歩行者や自転車の行動範囲を充実したものにするのがキーとなっているようです。
徒歩でのアクセスが少々遠いところは、レンタサイクルを使用してアクセスできるようにしていくようですね。平地多い平塚ならではの構想だと思います。個人的にはレンタサイクルよりも、電動キックスクーターをバンバン増やせばよいのにと思いますね。まぁ法整備が追いついていないので仕方ないですが。

 

 

 

 

3:ひらつかウエスタンヒルズ

 

ひらつかウエスタンヒルズとは、平塚市の西部の自然豊かで学術や研究所があるエリアを活用して、自然と都市、両方の魅力をもつエリアとしての活性化を目指すものとしています。

ひらつかウエスタンヒルズ全体像

 

たしかに大学や研究所があって、自然もとても豊かですね。この辺りのアクセスも良くしていく計画のようです。

 

 

4:番外編

 

番外編として、平塚市の南、海側の構想で気になったものがあったので、そちらもご紹介します。

 

 

はい、こちらが南側の計画。徒歩と自転車でのアクセスを良くするのは中心市街地の計画と同じですが、海沿いに目をやると、「新湘南国道」なるものが! そう、これは新湘南バイパスの延伸みたいですね。そのまま西湘バイパスにまでつなげる計画のようです。そうなると伊豆半島へのアクセスも断然良くなりますね。

 

 

9:災害リスク (ハザードマップ)

 

平塚市の災害リスク。まずは洪水のハザードマップです。

 

 

洪水、土砂災害ハザードマップ

 

見てわかる通り、かなり広範囲に浸水エリアが及びます。東西に2本の大きな川に挟まれ、かつ海抜が低く平地が続く平塚市では浸水しやすい上、水が引きにくい構造になっています。とくに商業の中心である平塚駅北口や、工場が立ち並ぶ相模川よりのエリアも浸水してしまう予想です。

 

 

引用元: 平塚市ハザードマップ

続いては地震です。マップで想定しているのは大正型関東地震でほとんどのエリアが、震度7になります。
とはいえ、地盤自体はそこまで弱いわけではなさそうです。

朝日新聞デジタル

地盤情報ナビ

津波ハザードマップ

 

最後は津波のハザードマップです。平塚市は相模湾に面しておりますので、当然津波リスクもあります。
海に面している場所はもちろん、河口を登って来るリスクがあるのが見て取れます。すこし意外なのは、サイズの大きい相模川より、小さめの花水川河口周辺のほうが津波の被害を受けやすいエリアというのがわかりますね。
そしてJRの平塚駅までは到達しない予想となっております。

 

まとめ

今回は平塚市でした。湘南のエリアでも少し外れたエリアで、工業の町のイメージがありますが、しっかりとした開発計画が確認できました。あとは、人口減少フェーズの中で、風光明媚な環境をうまくアピールし、都市部の人をいかに誘致できるかがキーポイントになるかと思います。これからが楽しみなエリアの一つです。

 

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