なかなか手に入らないけど気になるサーフボードブランド 5選

 

 

サーフボードのブランドって有名なものはたくさんありますが、小さなショップを構えて自前でハンドシェイプするインディペンデントなサーフボードブランドもたくさん存在します。それこそコーヒーショップの数ほどあります。そんな中でも日本には正規代理店がないもので面白いなーって思うものを管理者の独断と偏見でご紹介してみたいと思います。

 

 

 

目次

 

1:Paul Surf
2:The Guild Surfboards
3:Lovelace Surfcraft
4:Feel Flows Surfboards
5:Trimcraft
6:まとめ

 

1:Paul Surf

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まず最初はPaul Surfです。
2014年にアメリカ東海岸のニューヨーク、Rockaway beachにて設立され、ほぼハンドメイドで様々なユニークボード制作を手掛けています。

メインシェーパーはPaul J. Schmidt氏で、ブルックリンカレッジでポエトリーのマスターを専攻した後、ニューヨークはSOHOのハンドメイドのガラス彫刻のチームに所属していたという経歴の持ち主。そのユニークなアーティスティックセンスをベースに1万時間以上シェイピングとグラッシングを繰り返して技術を培っているそうです。

 

 

 

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シェーピングテクニックは1930から1960あたりのシェーパーの技術を踏襲して作っているとのことで、トラディッショナルでありながら革新的な要素も取り入れて独自のスタイルを生み出しています。こんな押し花を埋め込んだデザインなんかもとっても独創的ですね。

 

基本的にオーダーメイドのようで、一般市場、ましてや日本市場にはまず出回りそうもなさそうです。
ただ、シンプルでありデザイン性もあって、とてもそそられますね。

 

 

 

2:The Guild Surfboards

 

 

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続いてはThe Guild Surfboardsです。こちらは日本でも扱っているサーフショップがありますが、正規輸入元というのは存在してなさそうですね。

”1983年に、伝統的かつ機能性に溢れたアートとしてのサーフボードデザインを目指す卓越したシェイパーたちが組合を組織して誕生したのがThe Guild Surfboardsです。
彼らの目指す所はクラシカルかつ先進的な要素を持ち合わせ、あらゆるライダーにとって驚くほどフィットするボードの提供すること” だそうです。

なんとも壮大ですが、とても熱意のある目標ですね。

メインとなるシェイパーは下記の通り。

 

Ryan Engle

Micheal Arenal

Dave Parmenter

Griffin Neaumann

Eisaku

それぞれバックグラウンドの違うシェイパーですが、皆さんクラシカルなスタイルと現代的なスタイルの融合がポイントのようですね。
ちなみにEISAKUさんは大阪出身。大工だったお父さんの技術を取り入れた上でのシェイピングが特徴だそうです。

 


ショート、ミッド、ロングそれぞれ個性的なボードを作っていて、ロングの動画がたくさん出てきますね。
とはいえショートも魅力的なボードで溢れています。

 

 

 

例えばこちら。モデル名はEDC。 Every Day Carry の頭文字をとっているとのことで、あらゆるコンディションでも対応できるボードとして作られているそうです。長さは5.9なので短めですが、おそらくリッター数がそこそこありテイクオフも楽なのではと思われます。(リッターの記載はなし)
丸みのあるラウンドテールとクァッドフィンセットがとてもドライブ感と力あるターンを演出してくれそうです。

 

3:Lovelace Surfcraft

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近年注目を集めるシェイパーであるRyan Lovelace。
過度なマーケティングや広告によるビジネスや人々の欲望や野望を否定し、
自由で正直な仕事に価値があること信念にしている彼が生み出すボードは、ユニークでありながらも
自然が生み出す波の変化に臨機応変に対応できる、そんな実用的要素も秘めたラインナップです。

 

彼の作品を見ていけばその魅力が染み出しているのがわかるはず。
ぜひ乗ってみたいボードのです。

V BOWL モデル

ライアンがずっと注力しているというこのVbowlモデル。長さはだいたい7~8のミッドレングスです。
ハイパフォーマンスエッグとも呼んでいるこちらのモデルで気になるのは、浮力の中心ですかね。
真ん中よりやや下にあり、フィンとテール部分も幅が広め。逆にノーズ付近は細めです。
これだとノーズライドはしにくく、細かいターンもやりにくそうなんですが、実際のライディングはというと、、、

 

 

 

あら不思議!こんなにも自由に動き回れるんですねー。ぜひ乗ってみたいです。

 

 

 

4:Feel Flows Surfboards

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Feel Flow Surfboardsは北ポルトガルのサーフブランドです。
そう、ヨーロッパでもサーフィンできる場所はたくさんありますからね。シェイパーもいるわけです。
サーフカルチャーはなんでもかんでも「アメリカだ!」、「カリフォルニアだ!」「ハワイだ!」と思いがちですが、当然EUにもきちんと文化が根付いているんですね。
Feel Flow SurfboardsのシェイパーであるPEDRO VIEIRA氏による完全ハンドシェイプによるボードは "Built For FUN" と言う通り、真に楽しむ為に作られているとのことです。

画像クリックでインタビュー記事へ(英語のみ)

近年、一般的なサーフショップではプロサーファーのレプリカモデルやハイパフォーマンスボードなどに溢れていて、悲しいことに、自分のホームの波のコンディションや、自身のスキルレベルなど考慮されないで購入されていくことに疑問を感じていたそうです。これまでのサーフィンの歴史の中で存在した様々なボードも世に送り出すことにより、より多くのサーファーのボードチョイスを広げることを目的としているようですね。

Pedro氏は大学で建築を学んでおり、そのデザインセンスがシェイピングにも生きているようですね。
ミッドレングス、フィッシュ、ミニシモンズなど流行りを取り入れつつ、実験的なコンケイブワークとアートワークなども取り入れており、とても気になるボードです。

 

 

5:Trimcraft

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Trimcraftは2016年に誕生。 3人のレジェンドシェイパーであるGerry Lopez、Ryan Lovelace 、Rich Toby Pavelたちのデザインを踏襲し、有望な若手世代のシェイパーにより仕上げられているサーフブランド。
伝統的なデザインのオールドマジックボードのレプリカはもちろん、新たなコンセプトにより攻めたデザインもあり、伝統と先進的な発想が入り混じるアメリカらしいブランドですね。ハンドシェイプにこだわっているのも特徴です。

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前述のライアンラブレースのメインモデルとなるVBowlのレプリカともとれるこのRevowlは、まさにVBolwの機能性を兼ね備えたボード。なかなか手に入らないライアンシェイプをどうしても欲しい人はこちらを選択するのもありですね。

 

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つづいてHarley Pinというモデル。こちらもライアンのThickLizzyというモデルのデザインをベースにして作られるもの。ボンザーチックなサイドフィンがつくのが特徴ですね。


この板もミッドレングスなので、おそらく7フィート近い長さがあると思われますが、これだけ掘れたセクションにもさらっと入っていけてます。スムーズですね。

 

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こちらは誰もが「クラシック!」と叫びたくなるようなシングルフィンモデル。その名もLopez Single。
1970年台スタイルをもろに行くデザインにLopezの遊び心が加わったもの。
ライディング動画はないもののライディングイメージは膨らみますね。

 

 

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最後はSidecut Keelというモデル。まるで女性のようなクビレのあるシルエットでとても悩めしいデザイン。
伝統的なフィッシュの乗り味に現代的要素を加えた結果こうなっているとのことです。

 

 

 

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なるほど、重心をかけるときれいに軸がブレずにカービングしてグラインドする感じが気持ちよさそうです。
これまた楽しそうな板ですね。

 

まとめ

 

とりあえず5つ挙げてみました。どれもとっても魅力的で気になるのですが、日本ではほぼ手に入らなそうです。。。
直接発注しても世界中からオーダーが殺到していそうなので、なかなか見つけることは難しそうですね。
誰もが、アル○リックとか、ファ○ヤーワイヤーとか有名なブランドに目が行きがちですが、こういったインディペンデントなブランドにも注目していきたいですね。
また、時間があれば探してみたいと思います。

 

 

 

 

 

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