サラリーマン大家の初めての確定申告

記事を読む目安時間:10分

 

ついにやってきてしまいました、確定申告というやつです。
今までサラリーマンでしかなかった自分にとって大きなハードル。。。
今回実家を賃貸に出して初めて1年丸ごと運営して収益が出たので確定申告が必要になりました。(ちなみに年間で20円以上の所得が発生していない場合は必要なし。まぁやっておくメリットもありますが)
ということで、今回はサラリーマン大家が、Eタックスで確定申告(白色)する際の手順や押さえておくポイントを解説していきます。

目次1:筆者の属性
2:必要書類を集める
3:白色申告か青色申告を選択
4:Eタックスか書面か選択
5:Eタックス用のIDとパスワードを取得
6:収支報告書を作成
7:Eタックス上で必要事項を入力する
8:完了したら送信
9:不動産収支報告書を郵送
10:選択した支払い方法で納税して完了

1:筆者の属性

まず筆者の属性から。

・企業に勤めるサラリーマン
・自宅(一軒家)を賃貸に出している
・スタートしたのは2017年9月より
・ 管理は地域の不動産屋にお任せ
・ 特に従業員は雇ってない

2017年度の確定申告はしませんでした。なぜかというと収入は20万を超えていなかったから。年度途中の9月からスタートし、かつフリーレント期間3か月を設けていたので家賃が入りだしたのが12月分からでした。なので2018年度からが確定申告のスタートとなりました。

 

 

2:必要書類を集める

まずは必要な書類を集めていきます。必要なのは、、、

a:源泉徴収表
b:火災保険、地震保険の詳細
c:不動産収支報告書 (税務署でテンプレートはもらえます)
d:購入当時の物件の価格が分かる書類 (土地代では上物のみ)

これらはスムーズに行うのに必要なので、面倒でも集めておきましょう。

 

3:白色申告か青色申告を選択

続いて申告種類を選びます。白色申告と青色申告というものがあります。
端的にいうと、青色申告は手間がかかるが節税効果が見込める、白色申告はラクだが節税効果が少ないはない。 ということ。徹底的な節約主義の筆者としては青色申告一択になるのだが、青色申告には申告する年の3月15日までに事前の届け出が必要になります。つまり今回だと2018年の分を申告する訳なので、2018年の3月15日までに届け出が必要だった。このことは窓口で知ったので、次の分を届け出だけしておき、今回は白色申告にすることにしました。
※ちなみにこのとき「青色申告承認申請書」と「個人事業の開業届出書」も必要なため、提出しました。

 

4:Eタックスか書面か選択

現在、申告の方法は 従来通りの書面ベースかEタックスを選べるようになっています。自分の所轄の税務署に平日行っている暇などないので、Eタックス一択にて進めます。HPに行ってログインIDでも取得すればできるだろうと思いきや、「マイナンバーカード方式」か「IDとパスワード方式」という2つの方法がありました。それぞれどっちもどっちで面倒なのですが、後者にしました。理由はマイナンバー方式はカードリーダーの購入が必須であることと、今後マイナンバーを活用したカードリーダー方式出ない方法になるだろうとの理由からです。IDとパスワード方式も税務署に行って発行をお願いしないといけないので、これはこれで手間ですが、お金はかけません。

 

5:Eタックス用のIDとパスワードを取得

ということでIDとパスワードを取得しにいきます。税務署は管轄以外の税務署でも大丈夫なので、会社の近くの税務署で発行してもらいました。

このように書面でもらえます

6:収支報告書を作成

IDを入手したらいざPCへ!の前に不動産収支報告書を作成しておきます。これは書面で提出しないといけないので(なんの為のEタックスや。。。)フォーマットを税務署でもらえるので取りに行きましょう。

表面
裏面

ここで管理会社への費用や、物件取得時の金額などが必要になりますね。
基本は簡単ですが、減価償却についての考え方で迷いました。
建物の構造によって耐久年数を割り出し、物件金額に償却率を当てはめていくのですが、物件価格は土地代は含めないという点で注意が必要ですね。
また、修繕費の考え方も発生したベースでないと計上できないとのこと。
修繕積立費として発生してないけどプールしている費用は計上できません。

 

7:Eタックス上で必要事項を入力する

ここでお待ちかねのEタックスに入ります。
まずはEタックスのページへGO! その後作成開始ボタンをからスタートします。

作成開始
当然Eタックスを選びます

ログイン後、個人情報を入力したら、この画面になりますので、真ん中を選びます。

書面バージョンと同じような画面になるので、それぞれ入力してきます。

随所で入力中のデーターはダウンロードできます。
また別の日にやりたい場合はここでダウンロードしておき、また続きから再開することができます。

送信前には一度PDFでダウンロードして確認ができます。間違えがないか、プリントアウトしてみるとよいかと思います。問題なければ送信して完了です。

 

9:不動産収支報告書を郵送

あと少し! 作成してあった収支報告書を管轄の税務署に郵送で送ります。

 

10:選択した支払い方法で納税して完了

最後に選択した納税方法で支払って完了です。 尚、筆者は引き落としを選択しました。この場合4月の中旬~下旬で引き落とされるようです。
人によっては確定申告によって還付金として戻ってくることもあります。

 

 

まとめ

 

最初の申告はやはり面倒!の一言です。まぁ慣れてしまえば同じことを繰り返すだけなのできちんとやったことをメモしておくのがベストですね。
尚、面倒だからといって申告そのものをしないといずれはバレて追徴課税が課せられます。そっちの方が面倒になるので日本国民としてキチンと納税はしましょう。一部外資企業はうまーくやって法人税逃れをしているとかどうだとか。。。。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です