【2020年版】飲食店オーナー必見!これからの集客ツール 7選  

 

飲食店の集客方法は時代によって変わってきています。少し前までは食べログやぐるなびといったグルメサイトの攻略がポイントでしたが、それもまた崩れてきており、また新たなフェーズに移ってきているともいわれます。ここでは最新の販促や集客方法を国内外から集めて紹介していきます。それぞれの規模や顧客層によって使えるもの使えないものとあると思いますので、参考アイデアとしてまとめてみました。自分はコンサルでもなければ利害関係は全くありませんので、ニュートラルな視点でご紹介しております。

 

 

この記事のポイント

 

      • 最新の飲食店向け集客ツールが分かります。

 

 

 

1:Google My Business

 

恐らくこれからのトレンドとなる集客方法はこのGoogle My Businessではないでしょうか。
Google My Businessとは簡単に言うとGoogleマップの結果、あるいは通常のGoogle検索の検索結果にグルメサイトと同じほどの情報量が載るというサービスです。どちらかというと前者のGoogleマップの検索結果の方が重要性が高いですね。
最近の消費者の行動は下記のようになってきていると感じます。

 

◆今まで :検索サイトでキーワード検索 ➡ 検索結果に出てきた食べログなどのグルメサイトで気に入った場所を探す ➡ 予約 ➡ 地図アプリを立ち上げてお店までたどり着く。

 

◆これから:グーグルマップでキーワード検索 ➡ 地図上に表示されたお店から写真など情報を見て精査してそこから予約 

 

※予約はあくまで食べログやTable Checkなど外部サービスのシステムを経由するようですね。ただ、予約方法として電話番号を載せておけば電話予約ということになります。

 

グーグルマップ検索結果

 

消費者としてはこちらのが手間も省けますし、何より早いですよね。そして、Googleの検索結果にはレビューや写真など検討に必要な情報はそろっているわけです。これはまさにユーザーフレンドリーですのでこちらに流れていくのは自然です。
そしてこのレビュー何ですが、現状ではそこそこ信頼性があるという情報が多いです。レビューを参考にしてお店を決める消費者も多いですが、大手グルメサイトは口コミが荒らされていてあまり信用できないといった意見が多いです。そんな中でGoogleのレビューに関してはまだ荒れていないようです。この点も評価している消費者が増えている理由のようですね。
というわけでこれからのキーポイントなりそうなGoogle My Businessですが、下記にメリットとデメリットをリストしておきます。

 

★メリット
・何より無料である
・Googleマップ利用者が膨大なのでみられる確率が高い
・ローカルSEO対策になる
・訪問者の分析ができる
・イベントや割引など販促情報も載せられる
・海外の消費者にもその消費者が使用している言語で表示される

 

▲デメリット
・ネガティブコメントの対応
・ユーザー側からの好ましくない写真の投稿もある
デメリットは他のグルメサイトを使っても同じことですね。
使うことのメリットの方がはるかに大きいので検討に値するかと思います。

 

2:SNSの活用

 

近年の販促活動では欠かすことのできないのがSNSです。もはや定番ですね。費用は抑えられてかつバズる可能性もあるので活用しない手はありません。
ただ、これらのツールは全て同じではなく、得意なこととターゲット層を理解して使い分けることが重要です。

 

◆インスタグラム
ここ最近のアクティブユーザー数では元気のあるSNSです。主に画像と動画に特化しており、ターゲットも20〜30代の女性が中心で、繋がりとしては仲の良い友人関係がメインとなります。投稿には文字情報が少ない傾向なので販促やプロモーション内容であっても画像と動画でアピール必要があります。また、ハッシュタグ検索をするすることが多いので、いかにハッシュタグを駆使していけるかがポイントです。

 

◆Facebook
だいぶ市場に長く存在している印象のあるFacebook。ターゲットも若干上となり30〜60代の男女幅広く使われています。繋がりは友人や仕事関係がメインとなりインスタグラムやツイッターに比べると拡散力は低いSNSです。その分繋がりを持てるようになれば発信に対してリーチしてくれる確率が高いSNSと言えます。また、飲食店にとってはページ機能により、簡単なHP的機能を持つことができたり、予約機能があったり、販促イベントページを作ったりできるのでオススメのSNSです。

 

◆Twitter
言わずも知れたSNSです。ターゲット層も様々いて偏りもないと思います。Twitterの得意なところは何と言っても拡散力ですね。ゆるく繋がっている人が多いので情報も届きやすく、気軽に拡散されやすいのが特徴です。飲食店ではよく休業案内や新メニューの案内などを流したりしているところもあるようです。
◆Line@

 

こちらも認知度の高いSNSです。これもガラパゴスではありますが、日本人ならほぼインストールしているアプリです。Lineのお店アカウントということになりますので、お友達として登録さえしてくれれば情報を発信できます。Lineは基本クローズドのSNSの側面が強いので、Lineのメッセージ=知り合いからのメッセージという認識となるため、消費者がよほど気に入っていないと登録してもらえないというハードルの高さはあります。逆に登録さえしてもらえれば、結構な確率で発信をみてもらえるということになります。

 

それぞれ自分ターゲットはどのSNSを使用しているのかをよく理解してからツールを選ぶことが大事ですね。
よく全てのSNSを始める人がいますが、SNSは更新して生きるツールです。更新がされないアカウントはむしろマイナスイメージをつけてしまいますので、きちんと更新できるツールを絞り込んだほうが良い結果を生むことに繋がりそうですね。

 

3:自社ウェブサイト

 

自前のホームページは信頼性のある情報を発信する点で役立ちます。もちろん食べログなどのグルメサイトでもよいのですが、オフィシャル感には欠けますよね。SNSだけでもよいですが、やはりベースとなるホームページがあると管理しやすいです。ひと昔前に比べればホームページ作成もだいぶハードルが下がりました。制作費や管理費の高い制作会社に依頼しなくとも作成できるサービスがあります。
下記コストもかからず自社ホームページを作成できるサービスの一覧です。

 

Jimdo

KDDIウェブコミュニケーションの提供するサービス。
古くからあるサービスで、以前よりもだいぶ使いやすくなっているようです。

Ameba Owned

Amebaブログでおなじみのサイバーエージェントによるサービス。

favy

飲食店に特化したデジタル系コンテンツサービスを提供するfavyさん。「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」をミッションステートメントに掲げているだけあって、飲食店に特化した様々なサービスが利用可能です。HP作成もその一つ。自社で飲食店も運営しているので、飲食店側の気持ちもよくわかっているので、心強いサービスといって良いでしょう。

WIX

世界中で使われているサービス、WIX。テンプレートの数も多く、デザインが優れているのが特徴的。

WordPress (別途サーバーとドメイン契約が必要)

CMSの王道を行くのがこのWordpress。ブログやHP作成では完全デファクトスタンダードになっております。
ただ、サーバーとドメインの契約も別途行う必要があり、全く知識なくやろうとすると少々苦戦するかもしれません。とはいえ理解できれば他のサービスにありがちな制限がなく、可能性は無限大になります。

 

上記は数あるサービスの一部です。他にも様々なサービスがありますので、今後比較してみたいと思います。

4 : デリバリーサービス

コロナウイルスの流行をキッカケに一気に広まった感のあるデリバリーサービス。
新たな販路拡大としてはとても有効なサービスです。今後テレワークが定着したり、独身や高齢者世帯の増加により、いっそう注目の販路となりそうですので、今のうちからトライしておく価値はありそうです。
上記は一部です。大きく分けて初期費用が必要か不要かで選ぶことができるかなといったところですね。お店が都心部であれば、まずは初期費用無料なサービスで様子を見るのがオススメですね。
またデリバリーには販売手数料がかかりますので、デリバリー用に定番メニューをアレンジして単価を上げるとか、ドリンクをセット注文を条件にして原価率を下げるなどする工夫は必要です。

5:キャッシュレスサービス

キャッシュレス決済が販促にどう役立つの? そんなことを思う方も多いはず。
実は下記のような点において、飲食店を選ぶ一つの動機になるようなので、こちらも抑えておきたいポイントです。

  • ポイント還元
  • キャッシュバック(またポイントバック)
  • キャッシュは持たない派の増加

消費増税をきっかけに広く導入されたキャッシュレス決済。使えるお店がかなり増えたことにより、お財布そのものを持たない方も増えてきたと思います。そういった顧客の思考としては、キャッシュレスが使えないお店=入りたくても払えないことになりますので、その時点で検討から外れてしまいます。QRコード決済であれば、設置するだけなら無料のものがほとんどですので、決済の選択肢として置いておくのもありでしょう。

 

Paypay (QR決済)
QR決済では大きなシェアを誇るPaypay。現状では販売者も購入者も費用がかかりません。(厳密に言うと振込される際に数百円の手数料がかかります。)なので現状では最強のツールとなりそうです。

Air Pay (マルチ決済サービス)
リクルートの提供するサービスです。クレジットカードや交通系カードは対応しておりますが、QRコード決済に対応しておりません。

 

SBペイメントサービス (マルチ決済)
QRコード、クレジットカードの決済は利用可能が交通系は非対応です。

 

Starpay (マルチ決済)

複数のQRコード決済に対応するStarPay。クレジットカードや交通系には対応しておりません。

 

他にもなんたらペイなどの類いはたくさんあります。早いところ業界標準が待たれるところですが、現状では上記が強いかなと思います。マルチ決済も全てをカバーするものってないんですよね。。。

 

6:SMS配信

最後はSMS配信です。これはちょっと補足的に載せておきました。と言うのも海外では割と頻繁にツールとして出てきているので、これからなのかもしれません。使用するメリットは下記になります。

 

  • 開封率90%以上
  • アドレスの変更などは少ない
  • 重要な情報として認識している

つまり確実に読んでもらいたい場合にSMSを活用するといったところでしょうか。一方、配信コストが発生したり、格安SIMなどでSMSが利用できなかったりするので、現状では爆発的広がりになることはないかもしれません。

 

7:まとめ

時代の変化とともに、消費者の行動パターンが変化してきています。しかもそのスピードは増すばかりですね。その時代とターゲットに合う販促方法を選ぶことで効率的に集客していきたいものです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です