【コロナ影響】コロナ影響下における各国のサーフポイント状況

 

日本では自粛期間中にサーファーが海にいるのはけしからん!的な風潮が出てしまいましたね。TVはもちろんTwitter界隈でも非国民扱いされているのがなんとも悲しいばかりです。それぞれみんな我慢しているのに、なんでお前だけ!っていう風潮何ですかね。なんとも息苦しい状況です。こういった状況は果たして日本だけなのでしょうか。疑問に思ったので海外の状況を探ってみました。

 

 

 

目次

1:アメリカの状況
2:オーストラリア&ニュージーランドの状況
3:ヨーロッパの状況
4:インドネシアの状況
5:まとめ

 

1:アメリカの状況

 

◆カリフォルニア

アメリカでの死者は既に6万人超え。そのうちサーフィンのメッカであるカリフォルニアでは2000人越えの死者がでています。(2020/5/2時点)このような状況下では当然サーファーも自粛を強いられています。ビーチはクローズしており、警察はこそこそと海に入っているサーファーを見つけては捕まえています。

駐車場もクローズですね。
また、マリブでパドルボーダーが追い回されて捕まるまでの一部始終がインスタグラムにアップされて話題になってました。

ただ、5/1の金曜日にはHuntington Beachに2500から3000人ほどの人々が集まり、”ビジネスのが重要”、”自由が重要”とデモ行進をしたようです。ビーチ解放というよりも生活不安がピークに達しているといったところ。

◆ハワイ

サーフィンといえばハワイですが、ハワイでのコロナ感染者数は620人、死者数は16人(5/4現在)です。
不要不急の外出は禁止ですが、サーフィンは一応OKというスタンス。街の人は少ないですが、サーフィンOKなのでサーファーのストレスはそこまでではないよいうですね。

 

 

 

2:オーストラリア & ニュージーランドの状況

◆オーストラリア

サーフィン大国オーストラリアではメインとなるビーチクローズでしたが、全てではなく部分的なクローズだったようです。なので規制を免れていたエリアのローカルはソーシャルディスタンスを守りつつ日課としてのサーフィンは続けられていたようですね。ただ、混雑が続くようなら全てのビーチがクローズするとも言われており、共通意識が問われていました。

I sense full beach closure NSW State wide if we don’t use our common sense before and over the coming Easter weekend...

Tom Carroll Paddle Surfさんの投稿 2020年4月6日月曜日

 

4月下旬ごろにはBondi Beachなど一部ビーチではソーシャルディスタンスは意識しながらも解放となりました。

それでもシドニーなど規制の残る地域はあります。

 

◆ニュージーランド

ニュージーランドはもともとコロナの患者数が多くありません。5月4日現在でも1,487 人(そのうち350人は感染なのか不明案件)ということでしたが、一時ビーチはクローズでした。日本と全く同じでその基準は曖昧で一部サーファーは都合よく自粛を解釈してこそこそとサーフィンをしていました。そこで警察もサーファーを見つけては捕まえたりしていたようです。ただ、罰金というわけではなかったようですね。あくまで指導といったところ。

そんなニュージーランドでも4月後半には規制を緩め始めました。こちらも少しずつ、ソーシャルディスタンスは守りながらの再スタートです。

 

 

 

3:ヨーロッパの状況

 

◆スペイン

コロナ第2波の大舞台となったのはヨーロッパ。その中でも被害はもちろん、かなり厳しいロックダウン政策を実行したスペインではようやく7週間続いたロックダウンを5/3に少し緩和しました。禁止されていたビーチへの立ち入りも一部で許可され、サーフィンもできるようになったようです。徐々に緩和されている方向ですね。

 

◆イタリア

ヨーロッパではワーストの被害を出しているイタリア。3月9日よりロックダウンしており、もうすぐ2か月。経済的な部分はもちろん、人々のスポーツなどの欲求ももはや我慢の限界ですよね。イタリアではどれだけサーフィンに厳しいかというと、海にいるサーファーを警察が捕まえるレベルです。3月後半のニュースですが、下記のように捕まえる模様がアップされています。まぁ見せしめ的な部分もあるんでしょうけど、厳しいですよね。

そんなイタリアでも5/4より徐々にロックダウンを緩和していくそうです。

 

◆イングランド

 

イングランドでも厳しいロックダウンが3/24から始まり、5/1現在も緩める気配はありません。そんな中、他の国と同じように一部サーファーは海に入っているようです。

こちらでも警察が注意する図式が出来上がってます。イングランドでは特に医療従事者たちへエールを送るという意識が高いため、これらを無視する行動になっていると批判されていますね。

 

 

日本同様に駐車場もクローズです。その注意書きには”Protect NHS”とあるのが印象的です。NHSとはNational Health Serviceの略で国によるヘルスケアサービスのことです。コロナ感染者は皆このNHSの施設にお世話になっていて、そこで戦っている医療従事者に感謝をボリスジョンソン首相が入院した時もNHSの病院に入院したとのことです。毎週木曜の夜8時にみんなで拍手して医療従事者を労うという運動は日本でも報道されていますね。
不必要な外出でコロナにかかれば、NHSで必死に働いている人たちを苦しめるという意味が入っているのでしょう。

 

 

4:インドネシアの状況

 

インドネシアはバリの状況です。バリは良質な波が年中あるサーファーズパラダイスとして有名ですが、この楽園でも例外ではなくロックダウンしております。実はインドネシア初のコロナ感染者は日本人のダンサーからとの接触によるものとされています。この日本人の方ものちにコロナ感染が認められてます。
サーフィンで有名なビーチに関しても例外なく封鎖され、サーフィンもできない状態に。ビーチに続く道も閉鎖。バリは特に欧米人に人気の観光地なので、欧米人の姿がほとんどいなくなったようですね。それに伴い大小関係なく観光業で生計を立てていた方々は無職に近い状態に。4月中旬くらいからは治安も悪くなってきているとの情報も入ってきてます。
つまりはサーフィンどころの話じゃなくなっているわけですね。

 

5:まとめ

 

日本でもサーフィンは色々言われてニュースやSNSでも叩かれてましたが、世界の状況も全く同じ。日本が特別でないことがよくわかりました。規制についてはまだマシな方ですよね。とはいえ、多くのサーファーにとってサーフィンは日常の一部であり、食事する行為のようなもの。すぐに全ての規制解除とはいかないでしょうが、少しずつでも良いので緩和されていくことを願うばかりです。Keep on Surfing!

 

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