【ストック用語スタディ】  空売り

さぁ、本日も地道に続けて参ります、投資の単語勉強メモシリーズ!

基礎中の基礎から専門用語まで個人的に勉強していくこのシリーズ。完全に自己満足ですが進めて参ります。

今回は「空売り」です。そう空振りではありません。(笑)
株式投資は持ちろん、FXなどでも耳にするフレーズです。
なんとなく響きで難しそうと思いながらやるより、理解してやってみるのが一番です。それでは勉強していきます。

 

こちらの記事の目安: 5

 

【こんなことがわかります】
空売りのベーシックな説明

 

目次

 

1:空売りとは
2:メリット
3:デメリット
4:活用例
5:ポイント
6:まとめ

 

1:  空売りとは

 

空売りとは、株式を持っていない状態で、証券会社から借りてきて、それを売るという取引です。反対の言葉では「現物取引」になります。
よく空売りは「売りから始める取引」ともいわれ、頭を混乱させますが、
「信用取引」の1種として考えればしっくりきます。
信用取引は、所有している現金と株式を担保に、証券会社から株式を借りてこれるという制度です。空売りはこれを活用しているんですね。

 

2: メリット

 

空売りの主なメリットとして下記があります。

 

・下落相場でも利益を狙いにいける
・所有株の含み損に対する処置を取れる (リスクヘッジできる)
・短期的な高利益を狙える

 

3: デメリット

 

続いて、空売りの主なデメリットは下記があります。

・利益の上限は決まっているが、損益は底なしとなる (ハイリスク)
・手数料などのコストが発生する (金利、取引手数料、貸株料、追証、逆日歩など)

 

4: 活用例

 

空売りの主な活用例として下記があります。
※メリットと重複します。

 

下落相場での攻め

通常の現物取引では下落相場の中で底を打つタイミングを見るくらいしかできませんが、信用取引である空売りを活用することにより利益を出すことができます。特にリーマンショックなどの暴落場面では機関投資家は空売りをしかけます。

 

所有株の含み損に対するリスクヘッジ

下落相場において既に所有している株価の下落をヘッジする形で、空売りを入れることにより、下落相場を乗り切ることができます。

 

株主優待狙いの株式購入時のリスクヘッジ

株主優待目当てで銘柄を購入するとき、権利付き最終日に株券を保有しようとするため、このタイミングで買うと高値になりやすく、権利日後に売ろうとすると安くなりがちです。このリスクをヘッジするために権利付き日に買いと売りの両方を入れるやり方があります。
権利日最終日に買いをいれて、同時に売りも入れ、権利落ち日になったら現物を売って空売り分を買い戻すと価格変動のリスクはなく優待は手に入れられるということになります。

 

 

5: ポイント

 

最後に空売りを実行する際のポイントです。

 

時価総額の大きい銘柄を選ぶ

時価総額の大きな大型銘柄であれば、株価の乱高下は起こりにくく、ストップ高安になりにくいので、空売りを入れた時に買い戻しできないといったことは発生しにくいです。

 

移動平均乖離率の活用

移動平均乖離率とは現在値と移動平均線とがどれくらい離れているかを見る指標。
上下とも5%を目安に上に行けば買われすぎ、下がっていれば売られすぎと判断できます。空売りでは上昇が5%超えれば買われ過ぎなので空売りの対象という目安にすることができます。(あくまで目安)

 

損切りを必ず設定

空売りは銘柄が思惑と違って上昇していくと天井なしに損失が膨らみます。
なので、必ず逆指値を入れて損切りラインを入れて入るようにします。

 

小型株ではやらない

小型株はちょっとしたことで 2倍3倍と上昇することがあります。
そんな銘柄に空売りを入れてしまうと損失が膨らむことはもちろん、ストップ高が続いて買い戻しができないなんてことにもなりかねません。

 

ポジションは小さめに

リスクの高い取引なので、ポジションは常に小さめに持っておくことが重要。

 

まとめ

 

今回は空売りでした。
現物取引しか意識してなかったので、この空売りをマスターすると、現物取引ではお手上げとなっていた状況でも攻めの一手を打てるということがわかりました。とはいえリスクも大きいと。
いやぁ、奥が深い世界です。
引き続き勉強をやっていきたいと思います。

 

 

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